東日本大震災

　今回は、ちょうど10年前に起こった東日本大震災について話します。当時小学生だった自分が、今何考えるのかをみなさんに伝えますね。僕は、幸いにも身内で亡くなった方・そして、被害に遭われた方はいませんでした。その上で、僕は、この記事を書かせて頂きます。

10年前起きたこと

　10年前の2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生しました。その地震の規模はマグニチュード約9.0であり、日本において観測史上最大の地震でした。この地震の影響で、住宅を飲み込むような高い津波が押し寄せました。そして、福島第一原発の爆発事故も発生しました。この東日本大震災において、少なくとも津波だけで、1万5千人以上もの人々が亡くなられました。

皆さんに伝えたいこと

　今日、テレビをつけると、10年前の東日本大震災について様々なニュースが流れています。そして、そのニュースは、10年前何が起こったのかを詳細に説明していますよね。僕は、10年前から大震災に関わるニュースを見ると、背筋がぞっとするような感覚に襲われます。僕は、直接的に震災に遭っていないのに、この感覚を感じているのだから、実際の被災者の方々はとても辛い思いをされていると思います。僕が、今何が出来るかと考えたときに、10年前に一体何が起こり、どれくらいの規模の震災が起こったのかを忘れないようにすることだと思いました。もしも、今、中学生・高校生で10年前に何が起こったのかを理解出来ていない人は、少しニュースを見てみて欲しいです。

復興への道

　あれから、10年たった現在も復興に向けて懸命に努力をしている方々がたくさんいます。その中に、震災で大切なひとを無くした人がもちろんいると思います。それでも、被災地を元の姿に取り戻すために、努力を続けています。津波によって、がれきの山となっている街を元通りにしようとしたり、もう一度人が住める環境作りにしようとしています。元通りの町並みに戻すのは、不可能に近いですが、それでも懸命に作業する人たちに僕は感謝しています。当たり前の日常を戻すための、その取り組みはきっと明るい未来に繋がると私は願っています。

10年前に感じた事

　僕は、10年前小学生でした。そして、大地震が起こったときに、小学校にいました。そして、先生方から早く帰りなさいと言われ、足早に自宅に帰宅したことを覚えています。そして、ニュースを見ると、まるで映画でも見ているんじゃないかってくらい想像出来ないような映像がそこには流れていました。当時の僕は、「どういうこと？」と僕のお父さんに言った記憶があります。僕のお父さんも、そのニュースを見て、呆然としていました。僕は、その当時あまりの光景に、受け入れられず、夢なんじゃないのかな？と思っていました。しかし、何日たってもその震災は夢なんかにはならなくて、とても嫌でした。やっと受け入れられるようになったのは、約1ヶ月後でした。

今思うこと

　10年前僕が何を感じていたのかを今思い出してみると、当時の記憶は僕の中から薄れているような感覚があります。僕は、なんで忘れていってくんだろう？と自分にものすごく腹立たしいです。そして、自分が絶対に忘れないように、今この記事を書いています。今、目の前で流れているニュースを見ながら、ここまで書いてきました。そして、当時の僕は何にも出来ることはない、無力な人間だったんだと思っています。僕は、これから何年たっても、この震災の事実を出来るだけ風化させないように、自分なりに努力し続けたいと思います。

最後に

　今回は、東日本大震災について書きましたが、日本では他にも痛ましい事故・震災があります。記憶が曖昧になってくることは仕方ないことですが、被災者の人たちのためにも一度、向き合ってみるが大切なことではないのでしょうか？そして、被災地の想いに耳を傾けるべきなのではないでしょうか？